南極おんがくしつ

楽器を紹介したり曲を作ったりします。

かわいい。Danelectro DANO 63

ギターを買いました。

 
この記事にも書いた通り、テレキャスのフレットの減りが著しく、そろそろ世代交代かなあということで、ジャキジャキ系のギターを探していました。
普通にテレキャスを買ってもよかったのですが、ゲテモノというか、ビザールギター的なものにちょっとしたあこがれがあったので、こんなものを購入。
 
 

 

かわいい。かわいすぎる。
カーペットと馴染んでる。
DanelectroのDANO 63というギターです。
 
Danelectroのギターといったら、パッと思い浮かぶのはこんなのでしょう。
59というモデルです。
ジミーペイジが使っていたことがあるとかなんとか。
あんまりその辺のロックは通ってきていないので興味はありませんが。
 
私はひねくれ者なので、この王道のモデルを使うのはなんとなく嫌だというわけで、この変なやつ(ダンエレクトロのギターはみんな変か)を選びました。
 
一通り触ってみてレビュー。
 
・セミホロウなので軽い、生音気持ちいい
・19フレットしかなくて不器用かわいい
・艶なしサテンフィニッシュがサラサラでかわいい
・ブリッジの作りが雑かわいい
・ストラップピンの位置はダメかわいい
・かわいい
 
サウンドホールがないのでパッと見では分かりませんが、セミホロウボディです。
キャビティから1弦側ホーンにかけて

 

同じくキャビティからブリッジの下らへんにかけて
写真がアレですが、つまりはボディの右側も左側も空洞だよってことです。
テレキャスシンラインは片側(6弦側)だけだったはず(曖昧な記憶)なので、こっちのほうが音も箱鳴り感あります。生音もでかい。
fホール愛好家としては、穴を開けたくなってきますね。
 
生音はなんだか独特です。
硬質なんだけどホロウボディの柔らかさもあるというか。
ローコードをジャカジャカするのが気持ちいいです。
 
家に届いてから気づいたのですが、フレットが19しかありません。
どうせハイフレットを多用する人はこんなギター買いませんよね。
とはいえ、そんなにテクニカルじゃない曲でも20、21あたりはちょくちょく出てくるので、これ1本持って旅に出るのは厳しそうです。
そんなところもかわいいよ。
 
これもコストカットの一貫なのでしょうが、塗装はサテンフィニッシュ。
これがまた、おもちゃっぽいチープさを演出していて実にかわいらしい。
ピックガードを外してみたらくっきりと日焼け跡が。そそりますね。
ブリッジはひどいです。
弦を外してボディをひっくり返したらこれですよ。
真ん中のネジ1本で固定&テンション感調整で、横の2本で弦高調整らしいです。横の2本とブリッジは固定されているわけじゃなくて、乗っているだけ。まあ音が出てるからいいか。
このモデルに関しては各弦ごとに弦高とオクターブがいじれるようになっているので、横の2本は回すことはなさそうです。このネジ3本ブリッジはダンエレクトロの楽器の標準装備みたいですね。
 
ストラップピンはここ。
アコギじゃないんだから。
フェンダーっぽいシェイプなのになんでストラップピンの位置は真似しなかったんだろう...
気が向いたらストラトとかと同じ位置に付け替えるかもです。
ここだとネックが邪魔になって、これが使えないんですよ。
名前が分からないけど、ダンロップのこれ。ストラップが外れないようにするやつ。これがないと外れる外れる。
バッグエンクロージャー(パンの袋を留めるやつ)ならいけるかもなので、とりあえずそれを使おうかと画策中、というかパンの袋を空けるために食べてるところ。
 
 
 
...と、さんざん愚痴を書いてきましたが、この手のギターは見た目が第一でしょう。
かわいい。それだけでこのギターを持つ意味があります。かわいい。
 
ということで、次からの曲はテレキャスの代わりにかわいいこいつを使っていこうと思います。テレキャスを使って完成させた未発表曲が2曲溜まっているので、皆さま的には次の次の次の曲からこいつの音が聴けることになるはずです。いつになるやら!
 
さて、私はこの記事で何回かわいいと言ったでしょうか?