南極おんがくしつ

楽器を紹介したり曲を作ったりします。

マンションでベースアンプを鳴らしたいならBlackstar FLY3でもいいと思う

マンション住みベーシストのみんなー、今日も壁ドン食らってるー?

騒音問題

都会で楽器をやるなら無視するわけにはいかない騒音問題。

中でもベースは厄介で、低音は壁を貫通するので、生半可な防音は意味をなしません。ちょっと音量を出すとすぐ隣の部屋に聞こえてしまいます。なのでいっつも練習はヘッドホン。
とはいえ、たまにはアンプも鳴らしたいですよね。

...うんうん。あなたの願い、しかと聞き届けました。
あなたにはこのアンプをご紹介しましょう。

BlackstarのFLY3という小さなギターアンプです。
私が持っているのはもう廃盤のクリーム色。

ギターアンプやないか

ええ、ギターアンプです。ベースアンプとして使うにはレンジが狭めです。
低音が漏れて困るのならば、低音が出ないアンプを使えばいいじゃない。
低音はあんまり出ませんが、代わりにMid~HiMidのうまみ成分がよく出るので、これはこれで弾いていて結構気持ちいいです。ベースらしい音とは少し違いますが、ニュアンスがよく出ます。

ボリュームをマックス近くにすると少しスピーカーがきしむ感じがしますが、そこまで上げなくても十分な音量が出ます。
私はパッシブベースしか繋げていませんが、アクティブだと音が割れちゃうかもです。あくまでギター用なので、自己責任。

電池駆動できる

単3電池6本で動きます。この小ささで電池駆動ということは、どこに置いてもいいということです。
でかいアンプだと、電池で動いたとしても床置きせざるを得なくて、低音が床を通して階下に漏れてしまったりするもの。

その点FLY3ならデスクの上や棚の中に置けます。床に低音の振動を伝えずに済むわけですね。
まあそもそもが振動するようなサイズじゃないのですが。

どこにでも置けることのメリットはもうひとつあって、それは「自分の耳に近い位置に置くことでモニタリングしやすくなる」ということです。
イメージとしてはライブハウスのモニターですね。ライブハウスによると思いますが、フロアモニターのほかに、スピーカースタンドに乗ってプレイヤーの方を向いているモニターがあります。あれみたいな感じで、アンプから自分の耳にダイレクトに音が届くようにすることで、小さな音量でもよく聞こえるようになります。
スピーカーでありながらヘッドホンに近い使い方ができるというわけですね。

ベース用もあるよ

私はギターも弾くのでギター用でベースも鳴らしちゃいますが、FLY3にはベース版もあるので、ベースでしか使わないならそちらを検討するのもよろしいかと。ギター用ではディレイがついているところに、代わりにコンプがついているみたいです。ベースをディレイで発振させるのも楽しいですけどね。

ほかにも、同サイズのキャビネットをもうひとつ繋げてステレオっぽく鳴らすこともできて、いろいろ楽しそうです。

ではまた。目指せ壁ドンゼロ生活。