無線・静かで快適。SONY MDR-NWBT20N
今回は、その中から私が購入したSONYのMDR-NWBT20Nというイヤホンをレビューします。
簡単なスペックは上の記事に書いてありますが、改めておさらいすると、
・通信方式 :Bluetooth(R)標準規格 Ver 3.0
・最大通信距離 :見通し距離 約 10m
・対応Bluetooth(R)プロファイル:A2DP/AVRCP
・電源 :内蔵リチウムイオン充電式電池使用
・電池持続時間 :Bluetooth(R)機能搭載ウォークマン(R)と接続の場合、ノイズキャンセリング機能 オン時:約8時間 / オフ時:約9.5時間
・充電時間 :パソコンのUSBコネクターからの充電の場合 約2時間
・コード長 :約40cm
...という感じです(SONYのサイトから引用)。
2013年発売のモデルなので、バージョンが3.0と、ちょっと古め。
AAC対応です
上のスペック表に補足しますと、対応コーデックはSBCとAACです。サイトに載っていなかったのですが、説明書に書いてありました。AACというのは、Apple製品に対応した高音質のコーデックです。
ウォークマンのアクセサリーとして売っているのに、iPodやiPhone向けのコーデックに対応というのは、なんだかよく分かりませんね。
私はiPhone SEを使っているので、これは助かりました。
SBCとAACの違いは、けっこうはっきり分かります。
デフォルトではiPhoneでもSBCで繋がるように設定されていて、はじめはそれを知らずにそのまま聴いていたのですが、1枚フィルターがかかった感じだし、音が大きい部分では歪んでいるように聞こえてイマイチでした。
しかし、説明書を読んでAACで繋いでみると、そうした問題点が解決されてクリアな音で聞こえるようになりました。
Bluetoothの接続は安定しています。電車に乗っていると2,3時間に1度くらい、一瞬CDの音飛びみたいにプチっと途切れはしますが、その程度です。
やっぱりノイズキャンセリングはいい
ノイズキャンセリングはさすがといった感じです。歩道を歩いていて、すぐそばを通るバイクの音が聞こえませんでした。
電車でも、不快な騒音がごっそり消えて、音量を上げなくてもベースが聞き取れるようになります。
車内放送の声はちゃんと聞こえます。あえてそういう設計にしているんでしょうかね。
地下鉄でカーブを走っているとき、めちゃめちゃうるさいですよね。イヤホンをしていないと思わず耳を塞ぎたくなります。
でも、MDR-NWBT20Nなら大丈夫。家にいるときと変わらない感覚で音楽が聴けます。素晴らしい。
電車で本を読むとき、音楽を流さずにノイズキャンセリングだけで使ってみたところ、わずかに車酔いのような感覚になりました。
調べてみると、人によっては酔うこともあるみたいですね。
参考:
www.gizmodo.jp
音楽を流していれば、まったく酔いませんでした。
取り回しはまずまず
ケーブルはU字型(左右の長さが違うやつ)です。首の後ろにかけるタイプなので、コンビニのレジなんかでは外してそのままぶら下げておけます。
40cmという長さは結構微妙で、シャツの胸ポケットにクリップで留めるとちょっと余ります(といってもそこまで気になりません)。ズボンのポケットまでは届かないので、胸ポケットがない場合は襟に留めることになります。
私は、肩掛けバッグのストラップ部分に留めることもあります。リュックとかに留めてもいいですね。当然バッグを下ろすときは付け替えなきゃですが。
音質は可もなく不可もなく
先日のカタログ記事にも書きましたが、外で使うイヤホンは音質にこだわっても仕方ないと思っているので、あまり気にしていません。なのであまり詳しいことは書きません。
カナル型の宿命で、どうしても低音が多めなので、iPhoneのイコライザーを「Bass Reducer」にしてバランスをとっています。
それ以外の部分では満足しています。
イマイチな点
コントローラーがあるぶん、有線イヤホンと比べるとちょっとかさばります。U字型ケーブルなので、まとめるのも地味に難しいし。
あと、音量や再生停止、早送り巻き戻しのスイッチとレバーはだいぶ操作しづらいです。クリック感がなくて、どこまで押せば押したことになるのかが分かりづらい。私は基本的にiPhone側で操作することにしています。
おわりに
タイトルの通り、無線だし、静かだし、外で使うには最高のイヤホンです。お試しあれ。