本気で続けたいなら手段を選ぶな。美少女が筋トレを手伝ってくれるアプリ「ねんしょう！」
筋トレというのは「やろう」と決めるだけで何ヶ月も続くようなものではありません。人間の意志の弱さを甘くみてはいけません。
あんな辛いだけで楽しくもなんともないもの、「健康のため」「かっこよくなるため」なんて貧弱な理由だけで続くわけがないのです。
ならば意志以外に筋トレを継続させる要因をこしらえてあげなければ。
というわけでこちら。
「ねんしょう！」というアプリゲームです。
もくじ
どんなゲームか
プレイヤーが筋トレをすることでお話が進むノベルゲームです。
小学生ぶりに会った主人公がだいぶぽっちゃりしていることに納得いかない幼馴染が、あの頃のかっこいい主人公を取り戻させるために筋トレをやらせる、というストーリーです。幼馴染が筋肉好きなばっかりに、主人公はゴリゴリマッチョを目指すことを強要されてしまいます。気の毒。我々プレイヤーは各自で適度な目標を立てましょう。
ストーリーモードは、最初は腹筋5回とか10回から始まり、進めるごとに筋トレの難易度が上がっていきます。
難易度はSoftとHardから選べ、私はSoftで進めているのですが、先日は「5分で腹筋50回」という司令をゼエゼエ言いながらギリギリでクリアしました。DQ3のゾーマ戦のような死闘でした。本気でプレイヤーをムキムキに仕立て上げる気です。まだストーリー中盤なのですが、これから先どうなってしまうのか。
トレーニングモードでは、好きなトレーニングを好きな回数行えます。私はもともとは女の子が回数をカウントしてくれるアプリを探していたので、こちらだけでもよかったくらいです。
はじめは腹筋しかできず、腕立て伏せ、背筋、スクワットが課金により開放できます。動画広告でポイントを地道に貯める方法もあるのですが、私はサクッと課金しました。小銭よりもトレーニングができることのほうが重要です。
どのトレーニングでも、女の子が回数を数えてくれます。iPhoneだと近接センサー(腹筋、腕立て伏せ)や内カメラの顔認識(背筋)、加速度センサー(スクワット)を駆使してプレイヤーの動きを認識しているようです。認識精度は、背筋は周りの明るさが足りないとちょっと微妙ですが、ほかは十分。
ちなみにAndroid版だと、機種によってセンサーの有無やスペックの差がある都合上なのか、タップでカウントする方式をとっています。
可愛い声でカウントされるとやる気が出る
当初の狙い通り、アプリ無しで己の意志だけで筋トレをするよりも、格段にやる気が出ます。誰かと一緒に始めたり、続けることを周りの人に宣言したりすると続きやすいといいますが、一人でもそれを擬似的に実現できるわけですね。私も1ヶ月以上続いています。
トレーニングモードでご一緒できるキャラクターを、課金で増やすことができます。加藤英美里さんとか徳井青空さんとか、アニメに詳しくない私でも知っているような声優の名前が並んでいます。
好きなアニメのあのキャラの声優に応援してもらえるなんて最高じゃないですか、オタクのみなさん？ はい、最高です。
とかいいつつ私はまだ、最初の幼馴染以外のキャラは開放していません。楽しみは取っておくタイプ。
※課金課金と言っていますが、1要素あたり約200～400円です。ソーシャルゲームみたいな沼はないのでご安心を。
イマイチな点
アイデアと声優は素晴らしい一方で、アプリとしての作りは少し粗く感じます。UIの構成が少し使いづらかったり、何かの拍子に動作が重くなったり。上に載せたタイトル画面は文字とキャラの目がかぶっちゃってるし。トレーニング中に、回数を数える以外にランダムでセリフを言うのですが、同い年の幼馴染のキャラがなんの脈絡もなく「お兄ちゃん」と呼んできたり、急にヤンデレ化したりするのもよく分かりません。何重人格なんだ。
それでも私は、コンセプトが魅力的なので続けています。ストーリーがある以上、クリアしないとモヤモヤしますし、本来の目的である健康な肉体も忘れちゃいけません。
おわりに
このゲームの最後のエピソードをクリアするとき、どれだけの体になっているのかが楽しみです。
...クリアしたら途端に飽きてしまい、まったく筋トレしなくなる、という恐れもありますね。Hardにしてやり直したりしようかな。
同じメーカーのアプリに、ランニングのものや女性向けのものもあるので、気になる方はチェケラ。
ねんしょう！ 2+は加藤英美里さんが演じるキャラがメインみたいです。
